せまる

せまる
せまる【迫る・逼る】
(1)間隔が小さくなる。

「~・った眉」「峡~・り水窄(セバ)まり/日本風景論(重昂)」

(2)すぐ近い所まで寄る。

「危険が~・る」「敵陣に~・る」「裏に崖の~・った土地」「核心に~・る」「禿山が一つ, 群を抜きんでて眉に~・る/草枕(漱石)」

(3)時刻・期限などが近づく。

「締め切りが~・る」

(4)それとほとんど違わなくなる。

「兄弟子に力量が~・る」「真に~・った演技」

(5)ある感情がこみあげて胸が苦しくなる。

「悲しくなつて, 胸が~・つて, 涙が流れて/多情多恨(紅葉)」

(6)行き詰まる。 窮地に立つ。

「何処か~・らない鷹揚な気象がある/それから(漱石)」「必要に~・られる」

(7)強い態度で相手に対する。

「復縁を~・る」

(8)不足する。

「五穀登(ミノ)らずして百姓~・り乏(トモ)しからむと/日本書紀(仁徳訓)」「水ガ~・ッタ/日葡」

〔形容詞「せばし」と同源。 「迫(セ)む」に対する自動詞〕

Japanese explanatory dictionaries. 2013.

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